コンテチーズ生産者協会、「チーズの日」に合わせ、多数のプロモーションイベントを開催

フランスのAOP認定チーズの中で最も生産量が多く、広く親しまれているコンテチーズは、フランス フランシュ・コンテ地方のスイスにほど近いジュラ山地で、職人により伝統的製法で手づくりされているハードタイプの熟成チーズです。生産地域や作られた季節、職人技、熟成期間の違いにより、ひとつひとつ異なった独特の風味を持っているのが特徴です。コンテチーズ生産者協会(CIGC:フランス、ポリニー市)は、コンテの自然の美味しさや品質の高さについてさらに理解を深めていただくことを目的に、昨年度から日本でプロモーション活動を実施しています。

このプロモーションの一環として、この度フランスから協会の広報担当者及び生産関係者が来日し、11月11日(火)の「チーズの日」に合わせ、報道関係者を対象に「コンテとワインのマリアージュ」と称したプレスイベントを開催しました。このイベントは、34名の報道関係者の出席の下、2002年度全日本最優秀ソムリエの阿部誠氏のビストロ「ヴェー ド ビストロ ヴィオニス」(中央区銀座)において行われ、CIGCの広報担当オーレリア・シミエの挨拶の後、牛乳生産者と同時にコンテ鑑定団員でもあるジャン・フランソワ・マルミエ氏より、熟成度が異なるコンテ3種類のテイスティングが実施されました。

イベントでは、阿部氏提案のコンテと相性の合うお酒と、コンテをふんだんに使ったオードブル2種が振舞われ、好評を博しました。

11月12日(水)には、一般消費者向けに毎年開催されている「チーズフェスタ2008」(ベルサール原宿:渋谷区神宮前)メインステージにて、コンテのカッティングショー及び試食、そしてマルミエ氏とチーズ輸入販売会社「フェルミエ」代表の本間るみ子氏のトークセッションが開催されました。現地での牛の世話やコンテチーズ作りについての楽しいお話の後、マルミエ氏がワイヤーを使ってあっという間にコンテのカッティングをすると、会場に集まった150余りの観客から歓声が上がりました。もちろん、その後コンテの試食が振舞われ、そのナチュラルな美味しさを皆味わいました。

続いて同日、田崎真也ワインサロン(港区愛宕)では飲食業関係者を対象に「コンテ5種のテイスティングセミナー」が、また翌13日(木)にはル・コルドン・ブルー代官山校 (東京都渋谷区) にてチーズ商社及び販売業者などを対象にテイスティングセッションを含む「コンテ・トレードセミナー」も行われました。

これらのセミナーでは、コンテの風味の多様性を実感して頂くために、熟成期間や生産者などが異なるコンテ5種を供して、マルミエ氏が試食と味覚分析セッションを行いました。生産地ではコンテ鑑定団が、ひとつひとつ異なる特徴や風味をもつコンテの試食・分析が頻繁に開かれており、その結果コンテの豊かな風味は83種類にも分類されたチャートが作成されています。

セミナーの参加者は、日本ではなかなか経験することのできない現地の鑑定方法に則って、コンテに触れ、色を見、香りを嗅ぎ、噛んだ音を聞き、味わい、文字通り五感を使って味覚分析に臨みました。普段味わうことのできない様々な種類のコンテとジュラワインを大いに楽しみ、そのテロワールを反映したコンテの風味の多様性を体感して、会場は大いに盛り上がりました。

「コンテ」は、フランスのフランシュ・コンテ地方に広がるアルプスに近いジュラ山脈一帯にて職人が丹精をこめて作っている熟成ハードチーズ。添加物を一切使わない自然そのままの味わいと豊かな風味が魅力。

フランス産AOP(原産地呼称保護)チーズの中でNo.1の生産量を誇り、フランスでは朝食からおやつ、料理やワインのお供にと、子供から大人まで広く親しまれています。日本でもチーズ愛好家の間で大変人気があります。

「コンテ」は、フランスのフランシュ・コンテ地方に広がるアルプスに近いジュラ山脈一帯にて職人が丹精をこめて作っている熟成ハードチーズ。添加物を一切使わない自然そのままの味わいと豊かな風味が魅力。

フランス産AOP(原産地呼称保護)チーズの中でNo.1の生産量を誇り、フランスでは朝食からおやつ、料理やワインのお供にと、子供から大人まで広く親しまれています。日本でもチーズ愛好家の間で大変人気があります。