「コーヒーとチーズ、魅惑のペアリング」

-フランス産チーズ「コンテ」の新たな可能性を訴求-

チーズにはワインという固定概念を覆し、コンテチーズのファンの裾野を広げるため、コンテチーズ生産者協会は小川珈琲株式会社とコラボし、同社主催で「コーヒーとチーズ、魅惑のペアリング」と題して開催されたイベントにて、コンテとコーヒーの相性を訴求しました。

イベントは、OGAWA COFFEE LABORATORY 下北沢・麻布台にて6月13日、14日に消費者向けに開催されました。講師はチーズの専門家である日本チーズアートフロマジェ協会副理事長の村瀬美幸氏とコーヒーの専門家である小川珈琲株式会社 総合開発部 店舗開発課 チーフバリスタの吉川寿子氏。

当日紹介された３種類のコンテとコーヒーのペアリングは下記の通り。以下は両者のコメント。

⚫コンテ8か月以上熟成（2024年7月製造）＋コスタリカ・マチョ
溶かしバターのような香りと穏やかな酸味の中にやさしい旨味が広がる熟成の若いコンテには「ミルク感」を引き立たせたペアリングを。穏やかなミルクの香りとスッキリと爽やかなコーヒーの酸味がマッチし、ミルクキャラメルやカフェオレのような味わいに。朝食にお薦めのペアリング。

⚫コンテ15か月以上熟成（2023年11月製造）＋エルサルバドル・ロスアルペスW
やさしいナッツの香りと穏やかな塩味の中に発酵バターのような酸味と旨味が広がるコンテには、「香り」を楽しむペアリングを。コンテの優しい甘さが、レッドグレープ、完熟チェリーなどを思わせるフルーティーなコーヒーの酸味を引き立てる。

⚫コンテ18か月以上熟成（2023年8月製造）＋ブラジル・サントゥアリオスル
焦がしバターやヘーゼルナッツの香り、飴色玉ねぎやフィナンシェなどのロースト系の風味、蜂蜜の甘味のような凝縮した旨味が続くコンテには、「熟成」を楽しむペアリング。ブラックチェリーのような果実感とラムやブランデーのようなアルコール感も感じるコーヒーとの組み合わせは食後のひとときにお薦め。

参加者からは、「今までコーヒーとチーズを合わせるという発想がなかったが、こんなに相性が良いとは新しい発見だった」、「ペアリングの幅が広がった」という声が多く聞かれました。

コンテチーズ生産者協会は今後もこのような活動を通じてコンテの幅広い可能性や様々な魅力を発信していきます。