コンテにかかわる人々

 CIGCの2つの主要な役割

CIGCの第一の役割は社会経済に関与するもので、生産者がジュラ山脈という厳しい土地で、土地の開発と共に田園地方の保護に貢献するような、環境にやさしい経済活動を行えるようにすることです。
もうひとつは文化志向に基づくもので、消費者が工場生産よりも、環境や伝統を重んじた製法を期待していることに応え、ナチュラルで本物の製品を生産するということです。

主な活動分野

主な活動分野は以下の通りです。

  • コンテの市場管理
  • AOPの法的保護
  • AOPの規則:定義と検査
  • 技術管理
  • 研究・調査
  • 広告
  • 国内、及び海外におけるAOPの政治的啓蒙
  • 業界内での団結

 CIGCの財政源

CIGCの運営のための財政源は、グリーン・プレートの売上げ(95%)と、州政府の研究補助金(5%)で構成されています。グリーン・プレートとは、小さな楕円形のカゼイン製のもので、製造段階でチーズの外皮表面に埋め込むように貼られます。CIGCがチーズ工房に配布するこのグリー・プレートにより、ひとつひとつのチーズ玉を「コンテ」として識別し、生産管理が可能となります。協同組合に販売されるこのグリーン・プレートの料金が協会の運営費となっているのです。

CIGCの運営のための財政源は、グリーン・プレートの売上げ(95%)と、州政府の研究補助金(5%)で構成されています。グリーン・プレートとは、小さな楕円形のカゼイン製のもので、製造段階でチーズの外皮表面に埋め込むように貼られます。CIGCがチーズ工房に配布するこのグリー・プレートにより、ひとつひとつのチーズ玉を「コンテ」として識別し、生産管理が可能となります。協同組合に販売されるこのグリーン・プレートの料金が協会の運営費となっているのです。

コンテ・チーズの市場管理

市場管理の目的は、厳しい土地環境に起因する高コストと、AOPの細かい規則に順守するために要する多大な労力を補償するために、生産者の報酬レベルを維持することです。生産過剰による危機を避けるだけでなく、人為的な価格上昇をもたらす生産不足も避けなければなりません。

1

第1段階: 市場の把握

生産量、売上げ、在庫に関して、各業者からの申請に基づいて月次の市場統計分析を行っています。
消費者パネル調査を購読し、消費者行動とコンテ購買者の人口構造の変動をモニターしています。

2

第2段階: 需要と供給の適応

毎年、フランス乳製品議会 (ONILAIT)と農務省、財務省の指揮の下、市場の状態に応じて新規生産者の参入と受け入れの目標を設定するプランが立てられます。このプランは、メーカーが生産量の一部(通常3%)を飼料精製工場や加工工場に販売することを義務づけることを通して、市場の質の向上目標も設定しています。

3

第3段階: 危機管理

作戦プランにも関わらず、市場が鈍調で著しい価格下落が起こりそうな場合は、CIGCがメーカーの参加を義務づけて、救済措置を講じて介入します。